梨状筋症候群ってなに?
梨状筋とは股関節から仙骨(尾骨の上)にかけて
繋がっている深層にあるお尻の筋肉です。
筋肉の作用として、股関節を外旋させる動き(足先を外に向ける動き)をします。
症状や特徴について
◆長時間座っているとお尻が痛くなる。
◆お尻~足、ふくらはぎの下肢にかけてだるさ、痺れがある。
- お尻をトントン叩く癖がある
- 立っているのも辛い
梨状筋と坐骨神経痛の関係は深い
梨状筋によって神経、血管が圧迫され痛みや痺れを生じます。
特に梨状筋の部分で坐骨神経が圧迫されやすく、坐骨神経痛として症状を出します。
坐骨神経の走行は4パターンある
坐骨神経が骨盤から下肢に至る経路は4タイプに分類されます。
1. 全ての坐骨神経が梨状筋の前を通る(85%)
2. 総腓骨神経が梨状筋を貫通し、脛骨神経が梨状筋の前を通る(10%)
3. 総腓骨神経が梨状筋の後を通り、脛骨神経が梨状筋の前を通る(3%)
4. 坐骨神経が神経幹として梨状筋を貫通する(1%)
坐骨神経の症状が出るのに個人差がありますが、
神経の走行によって治り方や痛みの種類も変わってきます。
梨状筋と坐骨神経の関係性は深く、坐骨神経痛のほとんどに梨状筋をチェックする必要があります。
梨状筋症候群はレントゲン、MRIでは判断しにくい?
坐骨神経がどこで圧迫されて、症状を出しているのかそこを判断しないと
いつまで経っても症状が改善されず悩まされることになります。
病院の検査で梨状筋の状態がどうなっているか、
レントゲン、MRIでの画像上でも難しいと言われています。
梨状筋をマッサージするだけでは坐骨神経痛が悪化することも
梨状筋はお尻の深層の筋肉であるため、
梨状筋をマッサージするにはかなりの力を入れることになります。
しかし長い年月をかけて、
梨状筋が硬くなって坐骨神経痛の症状を出しているので、
坐骨神経も過敏になっています。
過敏になっているところに、
強いマッサージやストレッチの刺激を加えることによって
筋肉を傷つけてしまい余計に炎症が進み、痛みも悪化してしまいます。
梨状筋症候群は治療するには?
梨状筋症候群はマッサージやストレッチで柔らかくするのは難しい。
しかしちゃんとした専門知識や技術で身体の状態を確認することができれば
改善するケースが多くみられる症状です。
まずは梨状筋と関係する股関節の状態や骨盤の状態を検査します。
これらを踏まえて全体の姿勢をチェックし、なぜ症状が出ているのか?判断していきます。
そうすれば、梨状筋を緩めるだけでは余計に症状が悪化することも見えてきます。
梨状筋をマッサージしても、
症状が改善されない方は一人で悩まずお気軽にご相談ください。
きっとあなたの力になれると信じています。
ご縁に感謝♪
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