「歩くと膝が痛む」「階段を昇るのがつらい」など、膝痛に悩む方は多いのではないでしょうか?特に中高年になると膝の痛みを訴える方が増える傾向にあります。この記事では、膝痛の主な原因について詳しく解説し、予防や対策のヒントをご紹介します。
【目次】
1.膝痛の主な原因
2.加齢や生活習慣がもたらす影響
3.膝痛を予防するためのポイント

1. 膝痛の主な原因
膝痛の原因は多岐にわたりますが、主に以下のようなものが挙げられます。
(1) 変形性膝関節症
中高年に多い膝痛の原因として最も代表的なのが「変形性膝関節症」です。この病気は、加齢や長年の膝への負担によって関節の軟骨がすり減り、痛みや腫れが生じる状態です。初期段階では「立ち上がる時に膝がこわばる」といった軽い症状が現れますが、進行すると日常生活に支障をきたすほどの痛みになることがあります。
(2) 靭帯や半月板の損傷
膝には靭帯(じんたい)や半月板といった重要な組織があり、これらが損傷すると痛みが生じます。特にスポーツや転倒による怪我が原因で発生することが多く、急な痛みや腫れが特徴です。放置すると症状が悪化する場合があるため、早期の診断が重要です。
(3) その他の原因
•関節リウマチ:自己免疫が関節を攻撃して炎症が起きる病気です。膝だけでなく全身の関節に影響を及ぼすことがあります。
•痛風:尿酸値が高い場合に膝に痛みを感じることがあります。
•筋力の低下:太ももの筋力が低下することで膝への負担が増加し、痛みが引き起こされることがあります。
2. 加齢や生活習慣がもたらす影響
膝痛の多くは、加齢や生活習慣による膝への負担が大きな要因です。たとえば、以下のようなことが膝痛を引き起こす可能性があります。
•体重増加:体重が増えると膝関節にかかる負担が増加します。体重1kgの増加で膝に約3倍の負荷がかかるといわれています。
•長時間の立ち仕事:立ちっぱなしの仕事や家事が膝の負担を悪化させることがあります。
•姿勢の悪さ:歩き方や座り方の癖が膝への負担を増やす場合があります。
3. 膝痛を予防するためのポイント
膝痛を防ぐためには、日頃の生活習慣を見直すことが重要です。以下のポイントを意識してみましょう。
(1) 適度な運動を心がける
膝周りの筋肉(特に大腿四頭筋)を鍛えることは、膝への負担を軽減するために有効です。ウォーキングや軽い筋トレなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。
(2) 体重管理を行う
膝痛を予防するには、適正な体重を維持することが大切です。栄養バランスを考えた食事を意識し、肥満を防ぎましょう。
(3) 膝に優しい生活を意識する
•床に座る時間を減らし、椅子生活を取り入れる
•階段の昇り降りを必要以上に繰り返さない
•膝を冷やさないように心がける
膝痛の原因は、変形性膝関節症や靭帯の損傷など多岐にわたります。特に加齢や生活習慣の影響が大きいことから、日々の生活を見直し予防に努めることが大切です。もし膝痛を感じた場合は、早めに専門家へ相談し、適切なケアを受けましょう。
膝痛を防ぐためには日々の積み重ねが重要です。一緒に健康的な生活を目指していきましょう!
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